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オリエントとギリシャの関係
アレクサンドロス大王のことを知らない人はいないと思います。
わずか二十代の若さでペルシア帝国を征服し、ギリシャの覇権をインダス河流域まで拡大させた彼は、古代史で一、二を争うほど偉大な指導者とも言えるでしょう。
ギリシャを征服し、世界帝国を築き上げたローマ人でさえ、彼の偉業には敬意を払っていました。

ですが見方を変えてみれば、彼は野蛮な征服者とも呼べるかもしれません。
まず当時、文明の中心はあくまでメソポタミアを支配するペルシアにありました。
経済的にも文化的にもペルシアは、ギリシャのそれを圧倒しており、ペルシア人から見ればギリシャ人は野蛮人の群れにしか過ぎませんでした。その証拠にギリシャの知識人と呼ばれる人のほとんどが、実はギリシャで学んだ人ではなく、ペルシアに留学経験がある人たちだったのです。(※たとえば、アレクサンドロスの家庭教師だったあのアリストテレスもペルシアに留学した一人です。)
そんなペルシアから見ればアレクサンドロスの率いるギリシャ軍は、さぞ野蛮な群れに映ったことでしょう。
しかし、映画『アレキサンダー』での描かれ方でもそうですが、多くのヨーロッパ人は「野蛮なのはペルシア人。アレクサンドロスは文化の無いペルシアにヘレニズム文化を伝えた」というイメージを持っています。
(※ラストシーンで「文化人でない人に文化を教えるほど無駄なことは無い」と言った主旨の台詞をアンソニー・ホプキンス演じるプトレマイオスが吐きますね。あれがヨーロッパ人の抱く中東に対する印象だったりします)

ただ、実際は起こった出来事はまるで逆で、ペルシアを征服したはずのギリシャ人たちは、その後被征服民であるペルシア人たちから多くのことを学んでいくことになります。
たとえば、王を中心とした中央集権のシステム。
アレクサンドロスもそうですが彼の後継者となったセレウコス朝やリュマイコス朝も、このオリエントの支配形式を真似していくことになります。
また芸術などの面でもギリシャ人たちはオリエントの影響を受けることになりました。
しかし、現在巷に流れている歴史本のほとんどが西洋寄りの視点で語られており、こういったことは、ほとんど書かれていません。
ですが本書では、そういったオリエントとギリシャの関係がしっかりと書かれています。


アレクサンドロスの征服と神話 アレクサンドロスの征服と神話
森谷 公俊 (2007/01/18)
講談社

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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

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